寅さんの物を売る技術がすごい

弊社のセミナーで、ストーリーブランディングの話をさせていただいたところ、セミナー終了後、参加された方から、「寅さんの鉛筆を売るシーン知ってますか?」と声をかけていただきました。
実は、私もその動画が好きで、物語で人の心を動かす真髄だなあと思っていました。
その動画がこちら
なんかこう、心に沁みますね。
実際は寅さんの話術がすごいので、ある意味だまされてるわけですが(笑)。
これがあなたのサービスであれば、嘘ではなく、あなたの口から本音で伝えられるので、相手の心に響くのです。
ふつうに商品を売り込もうとすると、商品のスペックや、実績を一生懸命、伝えることになるので、瞬時に「うちには必要ないなあ」と判断されてしまいます。
また、「他社のほうが、安くて高スペックのがあるから」と、比較されてしまうのです。
物語はどうでしょうか?
開発にかけた想い、ユーザーに喜んでもらいたいという想い、試行錯誤した経緯、その人にしかない物語が必ずあります。
人はその物語に、心掴まれるんですね。
ストーリーで伝える価値
ストーリーはその人にしかないもの。唯一無二です。競合と比較の対象になりません。
また、物語は理念を伝える上で重要な役割を果たします。
「なぜこの商品を開発したのか」「なぜこの会社を設立したのか」
過去から現在、そして未来を語ることで、自然とミッションやビジョンを伝えることができます。
その物語に共感し、一緒に働きたいという人も出てきます。
商品の販売はもちろん、採用においても、重要な役割があるのです。
脳裏に残り伝えたいのがストーリー
寅さんの動画は、私にも、そのセミナー参加者の脳裏にも残っていました。
そして、セミナーの話のときに、その方の頭に浮かんできたのです。
その方は幼少の頃、タイムリーに見ていたそうで、そのシーンをよく覚えていたそうです。そして、どうしようもなく伝えたくなり、私に話しかけてくれました。「寅さんのえんぴつのシーンしってますか?」と。
物語は、人に言いたくなるんです。
想いは人を動かす
世の中のネット広告や、ランディングページのキャッチコピーなど、物を売るのに必死です。
ニュースサイトの広告記事のキャッチコピーは、半分だますようなタイトルが乱立しています。とりあえずクリックされれば、収益になるからです。
ランディングページでは、割引期間終了まで「あと何時間何秒」と、タイマーみたいのがついてるほどです。
煽ったり、危機感を与えたり、恐怖感を与えたり、なんかもう疲れちゃうってものです。
それで、ひっかかったようにクリックしてしまう。
だますように物を売り込むのではなく、共感し「好きだな」とか「感動した」「信用できる」とか、そういった判断が大切なのです。
そういう基準で商品や人が選ばれるようになると、お客さんも、サービス提供者も相思相愛になれますよね。
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