ぼくらはWebサイトをただ売っているのでない|Web制作会社けんた社長の身勝手なコラム
ぼくらはWebサイトをただ売っているのでない。Webサイトを通して叶える未来を売っているのだ!
この見出しのセリフ、なんともかっこいい。先日、オンラインで営業にきた若者に、真顔でこのセリフを言ったら、赤面している自分が横に写っていました。余計恥ずかしいわ!でも、ちゃかしておいてあれですが、これは本音です。ぼくらはWebサイトをただつくって納品しているわけではないのです。
発注側の求めるゴールが違えば、どんなにいい仕事をしてもミスマッチが起こる
よく例え話にでてくるあれです。「ドリルを売っているのではない、求める穴を売っているのだ」ということです。
Web制作に置き換えるなら、ぼくらはどちらかと言うと、ドリルというホームページもしっかり納品はするのですが、顧客が求める穴、すなわち成果をどれだけ正確に、必要な箇所に、何個あけられるかをゴールに仕事をします。
しかし、ときに制作を進める中、完璧に自分が欲しいドリルを求めはじめるお客さんがいる。「赤じゃなくて、やっぱ緑のドリルが欲しいわ」「スイッチは押すボタンじゃなくてスライド式にして欲しいわ」と、さぞ自分のコレクションか、愛でたいおもちゃを作らせているかのような。
そう。おわかりの通り、ミスマッチが起き始めます。
何をゴールに取り組んでいくかを明確にしておこう
こっちは、必要な穴を空けるために、限られた予算と時間で、どれだけ効率的に進めるかに注力していくわけですが、発注者は、穴よりも、どれだけ自分が求める完璧なドリルをつくらせるかに注力してしまう。
もちろん、その業界特有の穴の開け方もあるので、しっかり目的達成の確率をあげられる助言であれば、喜んで取り入れる。ユーザー視点で、ふだんエンドユーザーと接している方の意見はとても重要である。
しかしなあ、どうも自己満足にしか思えない修正というのもある。それをしたとこでむしろ、ゴールへの確率を下げているとも考えられる。
このミスマッチを避ける方法はひとつ、発注者はそういうドリルをとことん作れる会社に発注するべきだし、制作会社側は、何をゴールに命を注いでいるのかをはじめから明確にしておきなさいよ、という話に尽きるのだ。
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