採用をブランディングの視点で考える<埼玉編>
こんにちは。岡田です。
今回は埼玉の企業におけるブランディングについて、書いてみたいと思います。
特に、ブランディングは採用に密接に関わるので、ブランディングと採用をテーマにお話をします。
私はずっと東京のWEBマーケティングやWEB制作の現場で、社員として働いていました。
その視点からすると、埼玉の企業のホームページのクオリティや、ブランディングという部分で、「やはり、遅れている」という印象はずっとありました。
「いや、別にいいじゃん?埼玉の企業は、埼玉でやればいいし、ホームページよりも紹介ベースで成り立ってきてるから、高い費用かけて、投資するタイミングでもないよ」
という心の声が聞こえてくるかもしれません。
埼玉の企業こそ、もっとブランディングを!
私は埼玉生まれ、埼玉育ち、両埼玉結婚、お互いの両親も埼玉、という生粋の埼玉野郎です。
しかし、就職においては、何回か転職しましたが、すべて都内の会社。ある意味、埼玉を裏切りつづけ、ようやく独立し埼玉に恩返しをしています。
なので、埼玉で就職したことがありません。
本来は、家から近い埼玉で働きたいですが、就活してると、どうしても東京の会社で働きたくなるというのが心理です。もちろん、埼玉県も視野に探しているのですが。
私が当時、仕事を探すときはこんな感じでした。24歳くらいの世間知らずのときの自分です。転職サイトでよさそうな会社をいろいろみていきます。
- 社員が生き生きしてて、楽しそうかな?
- ブラックな香りはしないかな?
- 社員数はできるだけ多いほうが安心だな。
- 事業内容は楽しそうかな?
- 大変そうじゃないかな?
- 経験値つめそうかな?
- ボーナスでるかな?
- 若いかわいい女の子たくさんいるかな?
ざっくりこんな感じです。
当初は世間知らずの第二新卒とかの若者でしたから、こんなてきとうな基準です。笑
もちろん、こんなあまっちょろい基準で仕事を探しますから、就職して3ヶ月くらいで、ミスマッチが起きて、超やめたくなります。
当たり前です。私はその衝動を1、2年乗り越えて、そのまま10年近く働きました。
その後、自分自身もいろいろ成長したり、経験をしてきて、転職するか、独立するかみたいな瀬戸際が訪れます。
私は、その時、転職エージェントに登録して、いろんな会社を見てみることにしました。選ぶ基準は、
- 会社のビジョンにわくわくするかな?
- 自分ややりたいビジョンにマッチしているかな?
- 家から通える範囲かな?(子供もできたので)
- やりたい業務ができそうかな?
- サイトに書かれたビジョンは社員に浸透しているかな?
- 若いかわいい女の子たくさんいるかな?
いやー、一部をのぞいて10年前とは選択基準のレベルが、だいぶあがっていますね。今、書いていて感じました。
もちろん、そのときも埼玉と東京の会社を探しました。埼玉に戸建てを購入したローンマンですので。
まず、転職エージェントから紹介された会社のホームページをかたっぱしから見ていきました。
都内の会社には、「なんかおもしろそうだな!」という、ミッションやビジョンを掲げている企業はいくつかありました。
埼玉の会社は、正直あまりホームページ上で魅力を感じませんでした。
そして、都内の企業の面接に何件かいきました。するとですね。
担当者がでてきます。
そこで、私はミッションとかビジョンの話をいろいろ聞きてみたいなーと思っていました。共感できたら、わくわくするなーという想いです。
でも、その担当者は、
デザインできますか?広告まわせますか?アクセス解析できますか?何の職種がいいですか?
とか、うん。まあだいたいできるけど。
それだけやりたくて入社するわけでもないしなあーと、テンションがさがりました。
担当者にビジョンやミッションを聴きたくて質問しても、なんかあっさりした答えが返ってくるだけ。
うーん。
なんか、違うかなー。と思ってしまいました。めんどくさいやつが来た。と思われたと思います。
というわけで、「選択肢がない」ということもあり、あっさり私は独立という道を選択したのです。
埼玉には熱い会社がたくさんある!
先ほどの私の例を考えてみます。
35歳のミドル層というのでしょうか。意識の高い20代も当てはまると思います。
- ホームページで企業メッセージが熱く発信できているか
- 担当者レベルでミッションやビジョンを熱く語れるか
これががっつりできている企業に出会えたら、もしかしたら、迷っていたかもしれません。しかも、都内でなく、埼玉の通いやすい会社でしたら尚更です。
私は、独立してから埼玉の企業と仕事をたくさんしています。ホームページはヒアリングが命ですから、社長に直接、
- なぜこの会社をやっているのか
- 会社の存在意義は?
- 社長がこの会社をはじめてた理由は?
- 会社が向かう未来は?
など、ねほりはほり聞いています。社長の少年の頃の話まで聞きます。
そうするとですね、ビジョンやミッションがすごく伝わってきます。めちゃいい会社だなーと思うんですね。埼玉にすごい会社あり!と知るわけです。
これ、ちゃんとデザインを通して、世の中に出てない。と率直に感じます。
もし、求職者にこの想いが伝われば、別に都内じゃなくても、埼玉の企業が選ばれるはずです。
私はそう確信しています。
選択肢が増え、自分で選ぶことができる
求職者は、膨大な企業から、よいと思う会社を選びます。ある程度、自分の選択の基準を定めて、いろいろ条件をみていきます。
一方、埼玉の会社は、こう思うかもしれません。
- 給料は都内にくらべたら低いかもしれない。
- 人数も少ないかもしれない。
- オフィスも洒落てないかもしれない。
- 若い女の子もいないかもしれない。
だけど、会社には、その会社独自の「ミッションやビジョン」が必ずあります。埼玉も東京も全国どこも関係ありません。
そこにガツーンと共感してくれる人が、来てくれたらよくないですか?
求職者は、ミッション、ビジョンで企業を見ている層もいるのです。
オフィシャルサイトや採用サイトに、ミッションやビジョンをさらっとしか載せていなかったら、求職者はそもそも選ぶことも、判断することもできません。知る由もないからです。
企業理念、ブランドストーリー、代表メッセージ、ブログや社員の声、ウェブサイトのデザイン、人、写真。
それは総合的に、求職者の目に入ります。
埼玉の企業が、東京の企業と同じ選択肢にあがることが本当は必要です。だって、埼玉の人は、本当は埼玉で働きたい人、たくさんいると思うんです。
だけど、探せど探せど、埼玉の共感する企業が出てこず、ブランディングがうまい都内の会社が、選択肢にあがりやすいという状況になっているんです。
私はそう感じるのです。
ブランディングができると世界が変わる
ブランディングは、企業のミッションやビジョンをあらためて見つめ直し、言語化し、デザインで表現する作業です。
その言語化されデザインされたブランドは、ホームページやブログ、SNSで世の中に広がっていきます。
言語化する過程で、社長と社員の想いが形になり、共通言語をつくりあげます。そうすることで、現場の社員が、お客さんや求職者へ、共通の想いを伝えていくことができます。
埼玉の企業が、もっともっとブランディングに取り組み、消費者や求職者が自分の判断基準で、好きなものや好きな会社を、直感的に選べる世の中になるといいなーと思っています。
ブランディング、本気で考えてみようかなと思われた方は、ぜひ当社へご相談ください。
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