当たり前にできることほど価値がある

最近すごく感じることがあります。それは、自分が当たり前に積み重ねてきたことが、必要な人にとっては、お金を払ってでも、知りたい人がいるということ。

「商品を納品して、お金をいただく」という図式だけしか、頭になければ、それ以外でお金をいただくということはできません。
よっぽど感動していただけたら、向こうから払ってくれることもあるかもしれませんが。

要は、自分自身で、お金を貰うポイントを明確化しておらず、見逃しているということです。
納品物を納品することだけが、お金を貰うポイントではありません。

当たり前の過程に「ポイント」がたくさん隠されている

例えば、WEBサイトを納品するでも、納品までの過程には、たくさんのやりとりが起きています。

うちでWEBサイトを納品したあとは、大きく２つ残るものがあると思います。

もちろん１つは「WEBサイトが納品された」というポイント。

もう１つのポイントは「WEBサイトをつくる過程で得るノウハウ」。

制作上のやりとりの仕方、使うツール、考え方、運用の仕方をWEBサイト制作を通して、身につけることができます。

とはいえ、「そんなのいいから、納品して！」と言う人には価値がないですが。価値がある人には価値がある！

細かく言うと、SEOやアクセス解析、ブログ執筆のコツ、ドメイン・サーバー、デザインについてなど、サイト運用に必要なたくさんのノウハウが、お客さんに提供されています。お客さんによっては、SNSやメルマガも含めたWEB集客全体を整理し直すこともありますし、たくさんある商品の見せ方を俯瞰的に整理することもあります。

お客さんにとっては、今後サイトをリニューアルしたり、新規事業でサイトを発注するときでも、WEB広告をはじめるというときも、必ず制作工程のノウハウは活かされます。

当たり前を必要とする人は必ずいる

当たり前にやっていたことを、明確化し商品として、必要な人にしっかり伝えることで、人の役に立てる。そして、お金をいただくことができる。

みなさんもどうでしょうか？
お金を貰うポイントが凝り固まっていないでしょうか？

世の中、そういうものだ、とついつい凝り固まりがちです。

自分が当たり前にこなしている作業や判断を、ひとつひとつ書き出してみるといいと思います。

当たり前にクライアントと会話をすることも、
メールを返すことも、見積もりを作ることも、
なぜその判断をしたのか？も、滞りなく納品できる工程も。

その工程は知りたい人にとっては、とてもとても重要な商品です。

できない人にとって、そのノウハウは喉から手が出てしまうものです。

新たに焦って、稼げるであろうスキルを追い求める前に

新しく資格やスキルを学ばないと稼げない！と、不安で一歩踏み出せないのはもったいないことです。

今のままの自分をしっかり見つめ直すことで、
きっと、たくさん人の役に立つポイントがあり、それを商品にできることもあるのではないでしょうか？

ありのままでできる仕事ですから、
すごくラクで、すごく楽しいはずです。