お客さんの問題の本質を見極める大切さ
こんにちは。岡田です。
たびたびお客さんと「お客さんがやりたいこと」について話をしていると、そのやりたいことが、実は問題を解決する方法の本質とずれてるかも?という瞬間があります。
なにか課題が起きた時に、人は「この問題はコレをやれば、クリアできる!」と、行動しはじめます。
コレというのは、人から聞いた話だったり、ネットや書籍からの情報だったり、ひらめきだったりするのです。
しかし、本当にその方法が、本質的な課題を解決できるかは、また別の問題だったりします。
デザインの依頼があっても、そもそも本当にデザインが必要か考える
ある日、お客さんから相談がありました。
「ファックスでチラシを送りたいので、チラシのデザインできますか?内容などについて打ち合わせさせてください」という内容でした。
私、Faxのデザインははじめてでした。
はて、Faxチラシのデザインとはどんな感じなのかな?と興味が湧きました。まずは、Googleで画像検索したりピンタレストで参考になるデザインを探しました。どんなデザインが効果がいいか、いろんなデザインをチェックしていきました。
そして、ネットでいろいろ見てると、ふと疑問がわきました。
そもそも、ファックスを送って、効果があるのかな??というところから疑問が湧きました。(私は頭の回転が遅いので、このタイミングであれ?となりました)
そこで、まずはFaxチラシに関する書籍を、何冊か購入しました。あまりなかったので、2、3冊だったと思います。
読み進めていくと、現在でもFaxのコンサルティングをやられてる方もいたり、成果の実績も多数出ていたり、面白そうだなと思いました。
そして、その書籍には衝撃的な内容が書かれていました。
「ファックスのチラシにデザインなんていらない。キレイにデザインされていると逆に成果は落ちる。Wordで普通に打って送りましょう」的なことが書かれていました。
おおー!
す、素晴らしい。なんとセンセーショナル。
言い表せない衝撃が走りました。そして、お客さんとの打ち合わせに、その書籍をもっていきました。
そして、デザインの話に入る前に、書籍をおもむろに、開いて見せました。
「正直、わたしにはファックスの知識や実績はありません。なので、本を数冊買い、勉強してみました。そして、結論がでました」
「ほうほう。それで?」
「デザインは必要ないようです」
その社長は、書籍をまじまじと見て、
「ちょっとこの本、お借りしてもいいですか?」
と、一言いい、必要な部分をコピーをしていました。そして、
「ごめんなさい。デザインは発注は取りやめます。申し訳ない。しかし、大変勉強になりました。またかならずお仕事、ご相談します」
そして、Faxの案件はなくなりました。
目先の利益よりも、本質的な課題を解決するのことが、未来の利益につながる
その後、そのお客さんからは現在も、たくさんのお仕事をいただています。
お客さんがこれやりたい。と相談があっても、本当にそれが、本質的な課題解決になるのか、疑って見ることが大切です。
そもそも、それをやるべきか。
一度、立ち止まってみてください。
そして、もしそれが目の前の仕事につながらなくなる結果になるとしても、正直に伝えてみるといいと思います。
そういう姿勢が、きっと感動につながるんだと思います。
言われたことをそのまま受けるのではなく、プロとして、「私が」ではなく、「お客さんがやるべきこと」を提案する。
まあ、逆に言うと、「言ったことだけ、やってくれればいいんだよ」という関係がいやなだけなのかもしれません。みなさんはいかがでしょうか?
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