WEBデザイナー未経験者でも企業に採用される秘訣
WEBマーケティング会社にいたころ、WEBデザイナーの採用担当をしていました。新卒から中途採用、外部パートナーまで100名くらいしてきたと思います。(人数はうろ覚えですが)
実務経験なしの未経験の人もたくさん会いました。PCスクールでWEBデザインを勉強し、作品ができたので面接にくる人。職業訓練校でWEBデザインを勉強してくる人。美大などの大学でデザインを学んでくる人など。
みなさん自分の作品をもってくるのですが、同じようなデザインのクオリティだったり、似たようなサイトになってしまう人がいます。
なぜなら、PCスクールや学校の課題でつくったものは、同じ過程を踏んで作ったものなので、みんな同じに見えてしまうんです。
いくらセンスが良くてもでデザインのレベル差はいきなり出ない
WEBデザインはどんなにセンスがあったり、イラストがうまかったりしても、WEBデザインの実務経験がないと、だいたい同じような素人デザインになってしまいます。
いきなりプロレベルのデザインを作れる未経験者は、いままで見たことないかもしれません。3年、4年と泣きながら必死に経験を積んでこないと、お金をもらえるデザインはつくれない、厳しい仕事でもあります。
未経験でも大きな差が出るポイント
スクールの課題をもってくるだけの人で、他の人のなかに埋もれてしまう人はこんな方が多い気がします。
- 自分でドメイン、サーバーを取ったことがない
- PCスクールのドメインを作品用に間借りしているだけ
- ブログを書いたことがない
- だれかのためにサイト制作やデザインをしたことがない
- いいサイトのデザインを見てつくっていない
- アクセスがどのくらいあるか知らない
このあたりから抜け出せていないと、自己満足の趣味のレベルです。
もちろん、AdobeのソフトやHTMLが扱える(知識がある)というのは、なんとなくわかります。しかし、WEBデザインというのは、人の心を動かして、人に行動させることが目的です。
すでにWEBで人の気持ちを動かしたことがある、または動かすつもりで制作した、という経験があるだけで、大きく差はひらきます。
そういう思考や経験がある人と、企業は働きたいのです。
作品づくりは学校の流れにそっていれば、だれでもできます。そこからの行動が採用する側にとって、魅力になるのです。(ただ、あくまでWEBマーケティング企業のデザイナーの話です。デザイン事務所のデザイナーはまた、考え方が違うかもしれません。)
逆に、一歩この人は抜きん出てる、と感じさせる人は、
- 自分でWEBサイトを作り、すでにブログに読者がたくさんいる
- ECサイトを運用し、商品を売っている
- 知人の事業のWEBサイトをつくり、実際に活用されている
- ドメイン・サーバーを契約し、Googleアナリティクスを見ている
- レベルの高いサイトのデザインを徹底的に真似する思考がある
これらはやるか、やらないかの差
WEBデザインはただかっこいい作品をつくるという仕事ではありません。デザインを通し、人に行動を起こさせなくてはいけません。そのためには、作って公開したものを、また直し、運用していくことが大前提の仕事です。
そういった思考をすでに持っている人は、実務経験がなくとも、採用につながるチャンスが広がると思います。デザインを通し人の心を掴もうと、行動しているわけですから。
学校を卒業しただけの人はたくさんいます。企業はソフトがただ使えるだけの人ではなく、WEBサイトの意味を理解し、行動し、実績や経験、考え方を実務経験なくとも、身につけている人を選びたいのです。
WEBデザインのスキルを実務で磨きたい、手に職つけたい!という想いも、当然とても大切ですが、それしかない人もとても多い。
WEBデザイナーという仕事は、WEBやデザインを通し「世の中の多くの人に伝えられる仕事であること」「それが、だれかの人生を幸せにするきっかけになること」も考えてみてはいかがでしょうか?
WEBデザイナーは、必要な人の心を動かす素晴らしい仕事です。
世の中のWEBデザイナーを目指す方の気づきになれば幸いです。
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