ヒアリング
今回のプロジェクトで何を解決するべきか、何が課題になっているのかを確認しつつ、事業のこと、会社のこと、経営者のことなどをじっくりヒアリングをしていきます。
ヒアリングのテーマ一例
- 事業の課題について
- コンセプト策定で解決するべきこと
- WEBサイトを含め何を解決すべきか
- 今後の施策や方向性について
事業についてインタビュー・フリートーク
経営者様や担当者様とじっくり対話、インタビューをさせていただきます。貴社参加者同士で、多くの気づきがありますし、弊社も客観的な状況の把握や、貴社の雰囲気や空気感を肌で感じさせていただきます。事業コンセプト策定はだいたい数時間を2日間に分けておこなっていきます。ここが1日目のスタートです。
なぜこの事業を行なっているのか
続いて、徐々に革新的な質問をさせていただきます。ふだん、目の前のお客様の対応で忙しい経営者や社員のみなさんは、ついつい忘れがちなことなどを根掘り葉掘り聞いていきます。ちょっぴり気恥ずかしかったり、だんだん胸熱くなったりとセッションも白熱してくるでしょう。お互いの本音を聞ける貴重な時間となります。
作業内容
- お互いをあだ名で呼び合うルール決め
- あらためて思う会社の良いところとは?などの設問多数
- 意見や考えを付箋にすべて書いて貼り出す
事業が提供できる本質的な価値とは何か
みなさんの想いや考えをテーブルにすべて出し切ったら、思考を整理していくフェーズに入ります。バラバラに見えたワードたちが、整理をしていくと徐々に共通の言葉、つながる言葉が見えていきます。みなさんが事業に対する想いが、ひとつにつながっていく瞬間です。大量に広がった想いが、1本に繋がったところで、1日目は終了となります。
作業内容
- 本質的な事業内容を言語化する
- それに対し「なぜそれをやるのか?」を深掘りする
事業の特徴(機能的・情緒的)とは
2日目に入ります。機能的な強み、情緒的な強みを聞いていきます。機能的な強みは、数字で表せたり、スペックとして競合と並べて強みになるようなこと。WEBサイトでは、よくこういった機能的な強みで、戦うことも多いです。ただ、これでは終わりません。ここで最重要なのは、情緒的な強みは何か?ということ。数字やスペックでは測れない、貴社の強みを探っていきます。当たり前にできていること、何気ない気遣いや優しさ、文化、風習。他社には真似できない真の強みがそこには隠れています。
作業内容
- 事業の機能的な強みの洗い出し
- 事業の情緒的な強みの洗い出し
Before & After( 顧客の悩みと連れていける未来)
ここまでで、事業の本質的な価値、あらゆる方向からの強み・特徴が洗い出されました。あらためて問いていきます。貴社の事業は、お客様のどんな悩みを解決できるサービスですか?そして、そのお客様をどんな最高の未来に連れて行けるサービスですか?ここも、みんなでどんどん考えを出していきます。利益率の高い顧客層、需要の多い顧客層、心からサービスを提供したい顧客層、いろんな角度から自社の事業を見つめ直していきます。
作業内容
- 顧客が抱えている悩みの洗い出し
- 顧客を連れていきたい未来の洗い出し
- 価値提供したい顧客・ターゲットの洗い出し
コンセプトを伝えるキャッチフレーズ
さて、最終的に策定する事業コンセプトの材料は揃いました。あらためて、ユーザー、見込客がぱっと見た時に「ああ!喉から手が出るほど欲しい商品だ 」と思わせるフレーズを一緒につくっていきましょう。参加者全員が、「これはめちゃめちゃいい!」「このフレーズはわかりやすい!」という、一言で伝わるコンセプトを言語化していきます。コンセプトが完成したあかつきには、すぐにWEBサイトへ掲載したくなります。すぐに営業資料に反映したくなります。みんなのモチベーションが一気にあがる瞬間です。
作業内容
- コンセプトのキャッチフレーズ化